肝機能障害の可能性を指摘されるも異常がなかった話

毎年の憂鬱なイベントといえば健康診断ですよね。。。
実は健康診断で肝機能障害の可能性を指摘された場合でも、
実際には肝機能が低下していないケースもあります!
今回は私の実体験についてご紹介します

健康診断で異常を指摘されたら必ず病院には行きましょう!

肝機能の低下を指摘されるケース
健康診断で肝機能の状態を見る数値はいくつかありますが、
代表的な数値としては以下の2つがあります
1つ目は
GOT(またはAST)
GOTは、心臓や肝臓や筋細胞などに含まれる酵素のことです。
もう1つが
GPT(またはALT)
GPTも酵素の一種で、ASTよりも肝臓に多く含まれるといわれています。
どちらも細胞が壊れることで、血液中に放出され数値が高くなります。
これらの値が高い場合は肝機能の低下を疑われます

私はGOTは正常値でしたが、GPTは基準値より高いと指摘されました

GOTとGPTが両方高い場合
筋トレなどの激しい運動後は、GOTとGPTが上昇する可能性が高いことから
運動を行った次の日に血液検査を実施すると
肝機能検査数値の異常を指摘されやすくなります。

私も検査の前日に筋肉痛になるくらいの筋トレを行っていました
(具体的にはエアロバイク30分、加重(15kg)腕立て伏せ100回程度を行っています)
なので、2日程度運動を控えて再検査を行うと異常なしと判断されるケースが多いそうです。
GPTのみが高い場合
GPTは肝臓に多く含まれる細胞であることから
GPTのみが高い場合は
- 肝機能の低下
- 脂肪肝
- 肝硬変
- 肝臓がん
の可能性が高いと言われています。

GOTは骨格筋などに多く存在することから、
通常は運動後はGOT>GPTで上昇します
私は血液検査の結果がGOTは正常値、GPTのみが異常値となっていました。

GOT(38)<GPT(86)
ですから
(肝細胞が多く壊れている。。。ヤバい。。)
肝機能障害?
脂肪肝?
まさか。。肝臓がん。。とか?
ネットで色々調べてみると

GPTは肝臓にしか存在しないので、運動の影響は受けません!
といった情報ばかり出てきました。。
不安を抱えながら病院へ行くと
肝臓がんの可能性もあると知った私はすぐに病院へ行きました
ネットで調べたことなどをお医者さんに一応伝えつつ、
「やはり、肝機能の低下でしょうか?」
と聞いてみたところ
「筋トレによる異常値の可能性が高いです」
とのことでした
一般的にはGOT>GPTの関係で上昇することが多いですが、
GPTのみが高値となる場合もあるそうです。
私は医者ではないので、詳しいことはわかりませんが、
以下のサイトの記載が参考になるかと思いましたので、ご参照いただければと思います。
血中の半減期(漏れ出してから血液への残りやすさ)がASTは11~15時間に対して、ALTは40~50時間
肝臓の数値が悪いといわれたら?肝機能の数値の見方や改善方法も解説 | ひまわり医院(内科・皮膚科) (soujinkai.or.jp)
素人ながら上記の記事の内容から推測するに
筋トレによってGOT(AST)も上昇していたのではないかと考えます!
健康診断を受けるタイミングが
11~15時間経過後かつ40~50時間以内だったために
ALT(GPT)のみが半減期を迎えておらず
血液検査で高値となったのだと思います
再検査の結果
お医者様から
「3日ほど筋トレや激しい運動は控えてから再度血液検査を実施しましょう」
「脂肪肝の可能性もあるので肝臓の状況も見てみましょう」
との指示がありましたので
3日後に再検査を実施、後日再検査の結果を聞きに行きました

脂肪肝の可能性もあったので、エコー検査も受けましたが
こちらも全く異常なし
健康そのものということでした!
ともあれ肝臓に異常がないことが分かって一安心です
今回の再検査費用は血液検査とエコー検査あわせて
4,000円ほどかかってしまいました。。
次回からは健康診断の前の筋トレは控えようと思いました(^^;;
健康診断で要再検査になると不安かと思いますが
私のようなケースもあるので
病院には早めに行きましょう
読者さんの安心材料となれば幸いです
まとめ
①筋トレや激しい運動により
GOT(AST)>GPT(ALT)の関係で数値が上昇する
②GPT(ALT)のみ異常値の場合でも、肝臓に異常がないこともあり得る
③健康診断前の筋トレや激しい運動は避ける